クリスマス・イブ讃美礼拝
2022年12月24日19時00分~
今年も祈りの時と讃美歌でイブの夜を過ごし、
心いっぱい主のご降誕をお祝いいたしましょう。
※礼拝順序は映像の下に記載しています。
礼拝順序
※聖書と平和の祈りは下記をご覧ください。
○前奏
○招詞 司式者
○讃美 96 エサイの根より 会衆一同
○司式者の祈祷 司式者
○主の祈り 会衆一同
○聖書 ルカによる福音書1章26-38節 ”お告げ” 司式者
○讃美 112 諸人こぞりて 会衆一同
○聖書 ルカによる福音書2章1-7節 ”イエスの誕生” 司式者
○讃美 119 羊はねむれり 会衆一同
○聖書 ルカによる福音書2章8-21節”羊飼いと天使” 司式者
○讃美 103 牧人ひつじを 会衆一同
○聖書 マタイによる福音書2章1-12節”三人の博士” 司式者
○讃美 106 あら野のはてに 会衆一同
○メッセージ ”サンタの真心と神の愛” 中村公一牧師
○祈祷 中村公一牧師
○平和の祈り 会衆一同
○讃美 109 きよしこの夜 会衆一同
○祝祷 (祝福と派遣) 中村公一牧師
○後奏
司式者の祈祷
闇の中に光を創造し、絶望の中に希望を与える神さま、今宵、わたしたちは、
まことの光、まことの希望である救い主、主イエス・キリストの誕生を
祝うために集いました。主なる神さま、感謝します。あなたは罪と悪の力の
もとに苦しむわたしたち人間をかえりみ、あなたの独り子である
イエス・キリストを送ってくださいました。御子は、まことの光、
まことの希望、まことの救いとして、この世界にお生まれになりました。
御子はすべての人間の隣り人となり、ことに悲しむ人々、苦しむ人々、
不安と孤独の中にある人々の隣り人となってくださいました。そして御子は、
その御言葉と力ある業によって、あなたの計り知れない恵みと慈しみを
あらわし、神の国の喜びを証ししてくださいました。主なる神さま、今、
この礼拝に集うわたしたちに、御子イエス・キリストの誕生とその生涯、
十字架と復活の出来事を、再び想い起こさせてください。二千年の昔、
ベツレヘムの空に輝いた星を想い、御子の誕生に立ち会った羊飼いや
学者たち、そのほか多くの人々のように、わたしたちを御子のもとへ
導いてください。感謝と謙虚な思いをもって御子の御前に集い、
互いに喜びを分かち合い、共にこのクリスマスを祝うことができますように。
飼い葉桶に眠る、主イエス・キリストの御名によって祈ります。
アーメン
主の祈り
天にましますわれらの父よ、
ねがわくはみ名をあがめさせたまえ。
み国を来たらせたまえ。
みこころの天になるごとく地にもなさせたまえ。
我らの日用の糧をきょうもあたえたまえ。
我らに罪をおかす者を我らがゆるすごとく、
我らの罪をもゆるしたまえ。
我らをこころみにあわせず、
悪より救いいだしたまえ。
国とちからと栄えとは、
限りなくなんじのものなればなり。
アーメン
平和の祈り
わたしをあなたの平和の道具としてお使いください。
憎しみのあるところに愛を、いさかいのあるところにゆるしを、
分裂のあるところに一致を、疑惑のあるところに信仰を、
誤っているところに真理を、絶望のあるところに希望を、
闇に光を、悲しみのあるところに喜びをもたらすものとしてください。
慰められるより慰めることを、理解されるより理解することを、
愛されるより愛することを、わたしが求めますように。
わたしたちは与えるから受け、ゆるすからゆるされ、自分を捨てて死に、
永遠の命をいただくのですから。アーメン
ルカによる福音書1章26-38節 ”お告げ”
六か月目に、天使ガブリエルは、ナザレというガリラヤの町に神から
遣わされた。ダビデ家のヨセフという人のいいなずけであるおとめのところに
遣わされたのである。そのおとめの名はマリアといった。天使は、彼女の
ところに来て言った。”おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる。
”マリアはこの言葉に戸惑い、いったいこの挨拶は何のことかと考え込んだ。
すると、天使は言った。”マリア、恐れることはない。あなたは神から恵みを
いただいた。あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと
名付けなさい。その子は偉大な人になり、いと高き方の子と言われる。
神である主は、彼に父ダビデの王座をくださる。彼は永遠にヤコブの家を
治め、その支配は終わることがない。”マリアは天使に言った。”どうして、
そのようなことがありえましょうか。わたしは男の人を知りませんのに。”
天使は答えた。”聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを包む。
だから、生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれる。あなたの親類の
エリサベトも、年をとっているが、男の子を身ごもっている。
不妊の女と言われていたのに、もう六か月になっている。
神にできないことは何一つない。
”マリアは言った。”わたしは主のはしためです。お言葉どおり、
この身に成りますように。”そこで、天使は去って行った。
ルカによる福音書2章1-7節 ”イエスの誕生”
そのころ、皇帝アウグストゥスから全領土の住民に、登録をせよとの勅令が
出た。これは、キリニウスがシリア州の総督であったときに行われた最初の
住民登録である。人々は皆、登録するためにおのおの自分の町へ旅立った。
ヨセフもダビデの家に属し、その血筋であったので、ガリラヤの町ナザレ
から、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。
身ごもっていた、いいなずけのマリアと一緒に登録するためである。
ところが、彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、
初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。
宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。
ルカによる福音書2章8-21節”羊飼いと天使”
その地方で羊飼いたちが野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた。
すると、主の天使が近づき、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは
非常に恐れた。天使は言った。”恐れるな。わたしは、民全体に与えられる
大きな喜びを告げる。今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主が
お生まれになった。この方こそ主メシアである。あなたがたは、
布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。
これがあなたがたへのしるしである。”すると、突然、この天使に天の
大軍が加わり、神を賛美して言った。”いと高きところには栄光、神にあれ、
地には平和、御心に適う人にあれ。”天使たちが離れて天に去ったとき、
羊飼いたちは、”さあ、ベツレヘムへ行こう。主が知らせてくださった
その出来事を見ようではないか”と話し合った。そして急いで行って、
マリアとヨセフ、また飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子を探し当てた。
その光景を見て、羊飼いたちは、この幼子について天使が話してくれた
ことを人々に知らせた。聞いた者は皆、羊飼いたちの話を不思議に思った。
しかし、マリアはこれらの出来事をすべて心に納めて、思い巡らしていた。
羊飼いたちは、見聞きしたことがすべて天使の話したとおりだったので、
神をあがめ、賛美しながら帰って行った。八日たって割礼の日を
迎えたとき、幼子はイエスと名付けられた。
これは、胎内に宿る前に天使から示された名である。
マタイによる福音書2章1-12節”三人の博士”
イエスは、ヘロデ王の時代にユダヤのベツレヘムでお生まれになった。
そのとき、占星術の学者たちが東の方からエルサレムに来て、言った。
”ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。
わたしたちは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです。”
これを聞いて、ヘロデ王は不安を抱いた。エルサレムの人々も皆、
同様であった。王は民の祭司長たちや律法学者たちを皆集めて、
メシアはどこに生まれることになっているのかと問いただした。
彼らは言った。”ユダヤのベツレヘムです。預言者がこう書いています。
”ユダの地、ベツレヘムよ、お前はユダの指導者たちの中で決していちばん
小さいものではない。お前から指導者が現れ、わたしの民イスラエルの
牧者となるからである。”そこで、ヘロデは占星術の学者たちをひそかに
呼び寄せ、星の現れた時期を確かめた。そして、”行って、その子のことを
詳しく調べ、見つかったら知らせてくれ。わたしも行って拝もう”と言って
ベツレヘムへ送り出した。彼らが王の言葉を聞いて出かけると、東方で
見た星が先立って進み、ついに幼子のいる場所の上に止まった。家に入って
みると、幼子は母マリアと共におられた。彼らはひれ伏して幼子を拝み、
宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた。学者たちは
その星を見て喜びにあふれた。ところが、”ヘロデのところへ帰るな”と
夢でお告げがあったので、別の道を通って自分たちの国へ帰って行った。