野方町教会では1月28日(日)の礼拝後、「高円寺・子ども食堂」を運営されている石川千明(いしかわ・ちあき)さん(79)の講演会を行いました。
石川さんは「子ども食堂の現場から」と題し、公的機関などに援助を求め一昨年食堂開設に至った経緯、ボランティアなどに支えられての具体的な運営方法、開設時から直面してきた様々な問題などについて、実に丁寧に、しかもユーモアをたっぷりとまじえて、約1時間お話くださいました。
現在は月2回(第1、第3土曜)のペースで食堂をオープンし、毎回60人ほどが集まるそうですが、「実のところ、来られるお子さんたちがどのような境遇にあるか、お尋ねできないし、よく分からない」と話されたのが印象的でした。「子ども食堂」という呼称が貧困を思わせるのか、あまり好まれない、ということも知りました。
野方町教会の教会学校(CS)が主催した講演会には、同教会員のほか、近隣の天門(野方)、白鷺(中野区白鷺)、更生(中野区若宮)の各教会からも多数の参加があり、計約40人が出席しました。石川さんご自身は、カトリック高円寺教会(杉並区)の会員です。