受難日祈祷会
2021年4月15日19時~
※祈祷次第は映像の下に記載しています。
祈祷次第
前 奏 「バビロンの川のほとりにて」 Friedrich Wilhelm Zachau
讃 美 歌 21-143
聖 書 マルコによる福音書15:16−32
讃 美 歌 21-311(1,2,3節)
聖 書 マルコによる福音書15:33−41
奨 励 古屋治雄
讃 美 歌 21-311(4,5,6節)
祈 禱 参加者有志
マルコによる福音書15:16−32
兵士たちは、官邸、すなわち総督官邸の中に、イエスを引いて行き、
部隊の全員を呼び集めた。そして、イエスに紫の服を着せ、茨の冠を編んでかぶらせ、
「ユダヤ人の王、万歳」と言って敬礼し始めた。また何度も、葦の棒で頭をたたき、
唾を吐きかけ、ひざまずいて拝んだりした。このようにイエスを侮辱したあげく、
紫の服を脱がせて元の服を着せた。そして、十字架につけるために外へ引き出した。
そこへ、アレクサンドロとルフォスとの父でシモンというキレネ人が、
田舎から出て来て通りかかったので、兵士たちはイエスの十字架を無理に担がせた。
そして、イエスをゴルゴタという所――その意味は「されこうべの場所」――に
連れて行った。没薬を混ぜたぶどう酒を飲ませようとしたが、イエスはお受けに
ならなかった。それから、兵士たちはイエスを十字架につけて、その服を分け合った、
だれが何を取るかをくじ引きで決めてから。イエスを十字架につけたのは、午前九時で
あった。罪状書きには、「ユダヤ人の王」と書いてあった。また、イエスと一緒に二人の
強盗を、一人は右にもう一人は左に、十字架につけた。そこを通りかかった人々は、
頭を振りながらイエスをののしって言った。「おやおや、神殿を打ち倒し、三日で
建てる者、十字架から降りて自分を救ってみろ。」同じように、祭司長たちも
律法学者たちと一緒になって、代わる代わるイエスを侮辱して言った。
「他人は救ったのに、自分は救えない。メシア、イスラエルの王、今すぐ十字架から
降りるがいい。それを見たら、信じてやろう。」一緒に十字架につけられた者たちも、
イエスをののしった。
マルコによる福音書15:33−41
昼の十二時になると、全地は暗くなり、それが三時まで続いた。三時にイエスは大声で
叫ばれた。「エロイ、エロイ、レマ、サバクタニ。」これは、「わが神、わが神、
なぜわたしをお見捨てになったのですか」という意味である。そばに居合わせた人々の
うちには、これを聞いて、「そら、エリヤを呼んでいる」と言う者がいた。ある者が
走り寄り、海綿に酸いぶどう酒を含ませて葦の棒に付け、「待て、エリヤが彼を降ろしに
来るかどうか、見ていよう」と言いながら、イエスに飲ませようとした。しかし、イエスは
大声を出して息を引き取られた。すると、神殿の垂れ幕が上から下まで真っ二つに裂けた。
百人隊長がイエスの方を向いて、そばに立っていた。そして、イエスがこのように息を
引き取られたのを見て、「本当に、この人は神の子だった」と言った。また、婦人たちも
遠くから見守っていた。その中には、マグダラのマリア、小ヤコブとヨセの母マリア、
そしてサロメがいた。この婦人たちは、イエスがガリラヤにおられたとき、イエスに
従って来て世話をしていた人々である。なおそのほかにも、イエスと共にエルサレムへ
上って来た婦人たちが大勢いた。