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宣教 「心を新たにして」

心を新たにして   ローマの信徒への手紙12.1-2    2020.7.26 先日は長老就任式を行いました。その中で今日の聖書の箇所を読みました。わたしも含めて現在の牧師が使用している教団の式文は1959年に発行されたものです。口語訳聖書が出版されてから、それに合わせて作られました。あれか

宣教 「秘められた計画」

秘められた計画   ローマの信徒への手紙11.25-36    2020.7.19 今日開きました聖書の箇所、ここは11章の最後の箇所となりますが、それだけにとどまらず9章から語られてきた一連のテーマの結びの箇所でもあります。9章、10章、そして今日の11章の共通したテーマ、それは旧約時代の

宣教 「神の慈しみと厳しさ」

神の慈しみと厳しさ   ローマの信徒への手紙11.11-24   2020.7.12 ねたむ(ねたみ)という言葉には、よいイメージがありません。それは聖書でも同じです。ただそのようなマイナスのイメージだけでもありません。何よりもこの言葉は神に使われています。モーセの十戒の第二戒に「わたしは熱

宣教 「恵みによる選び」

恵みによる選び   ローマの信徒への手紙11.1-10    2020.7.5 旧約聖書の時代、神の民として歩んだのはイスラエルでした。他方、新約聖書の時代になりますと、それは教会という群れになり、そこに連なるクリスチャンたちということになります。この群れを旧約のイスラエルに対して、新しいイ

宣教 「麗しき足」

麗しき足   ローマの信徒への手紙10.14-21    2020.6.28 皆さんもどこかで耳にしたことがあると思いますが、キリスト教は啓示の宗教です。啓示というのは、上から、外から、具体的には神がご自身を現されたところから始まる宗教ということです。これを反対側から言いますと、キリストの信

宣教 「信仰による義」

信仰による義   ローマの信徒への手紙10.5-13    2020.6.21 わたしが現在読んでいる本の一冊に、「翼をもつ言葉」という神学書があります。説教について書かれた本です。これは米国メソジスト教会の監督が書いた本で、非常に刺激的で2度目に入っています。その中で、教会は世が聞いたこと

宣教 「告 白」

告 白   一テモテへの手紙6.11-21    2020.6.7 今日の手紙の受取人であるテモテ、この人は使徒パウロの片腕として初代教会の伝道に大きく貢献しました。もう一人の弟子にテトスがいます。テモテとテトス、二人は使徒言行録にも、パウロの手紙にもしばしば出てきます。そこから信頼の厚い弟

宣教 「真理の霊」

真理の霊   ヨハネによる福音書14.15-27    2020.5.31 今日は教会の誕生日であるペンテコステです。初代のクリスチャンたちはまことに弱く貧しい存在でした。弟子たちと共に地上を歩まれたイエスが目に見えるかたちでおられなくなった後、彼らだけでどのように信仰の共同体を維持し、成長

宣教 「誤った熱心」

誤った熱心   ローマの信徒への手紙9.30-10.4     2020.5.24 聖書の中には難しい言葉が多く出てきます。その一つが義です。この義という言葉は難しいというだけでなく、大変重要な言葉でもあります。それは旧約聖書の時代から一貫して中心をなしてきました。日本人にとっては義理人情と

宣教「万事が益となる」

ローマの信徒への手紙8.18~30 (2020.2.16) 今年度から読み始めてきましたローマの信徒への手紙も、ここ8章、しかもその後半になりますと、いよいよクライマックスを迎えます。ローマ書は全体で16章から成り立っていまして、その真ん中に当たるここ8章の今日の箇所と次週の箇所がちょうど山

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