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宣教 「シロアムの池」

ヨハネによる福音書9.1~12 (2020.3.8) 体や心に障がいを抱えて生きるということは、現代でも大きな重荷となっています。目の見えない人をはじめ、耳に、足に、また心にさまざまな障がいを持った人々です。現代のような医療や保健衛生が進んだ時代でもそうした困難な人々がいるわけですから、まし

宣教「退け、サタン」

マタイによる福音書4.1~11 (2020.3.1) 今日は通常でない朝を迎えました。新型コロナウイルス感染が世界中に拡大し、ここ日本でも日毎に変化していく中で迎えた朝だからです。特に人の多く集まる場所では警戒を要し、先週からは新たに学校が困難な状況に直面しています。教会もまた「感染リスクの

宣教「キリストの愛」

ローマの信徒への手紙 8.31~39 (2020.2.23) 先週もお話ししました通り、読み進めてきましたローマ書は全体から見ればちょうど真ん中に入りました。どのような書物でも書き出しと結びが重要であると同じように、真ん中に当たるところでも重要なメッセージが語られています。今日の箇所がまさに

宣教「万事が益となる」

ローマの信徒への手紙8.18~30 (2020.2.16) 今年度から読み始めてきましたローマの信徒への手紙も、ここ8章、しかもその後半になりますと、いよいよクライマックスを迎えます。ローマ書は全体で16章から成り立っていまして、その真ん中に当たるここ8章の今日の箇所と次週の箇所がちょうど山

宣教「神の子たち」

ローマの信徒への手紙8.12-17 (2020.2.9) 新約聖書を読んでいますと、イエスはさまざまな称号をもって呼ばれていることが分かります。たとえば代表的なものとしては、キリスト(メシア)としてのイエスが挙げられます。あるいは苦難の僕としてのイエスもあります。人の子、主としてのイエス、さ

宣教「肉でなく霊に従い」

ローマの信徒への手紙8.1-11 (2020.2.2)先週の礼拝では、わたし自身も個人的に大変影響を受けてきた箇所であるということと関連しながら、ローマ書の7章の後半を読みました。たとえばこんな言葉がありました。「わたしは、自分のしていることが分かりません。自分が望むことは実行せず、かえって

宣教「望む善を行えず」

ローマの信徒への手紙7.7~25 (2020.1.26) ローマ書もいよいよ中心部分へと入っていきます。わたしは若い頃からここ7章がとても好きでした。好きという言葉には少し語弊ごへいがあるかもしれません。ここから大きな影響を受けてきたといったほうがよいかもしれません。あたかも自分を映し出す鏡

宣教「新しい霊によって」

ローマの信徒への手紙7.1~6 (2020.1.19) 聖書には大きく二つ、すなわち旧約聖書と新約聖書があります。それは旧ふるい契約と新しい契約という意味であり、別の言い方をするならば律法と福音といってもよいと思います。救い主キリストを中心に、それ以前を律法が支配する世界、それ以降を福音の時

宣教「神の恵みの賜物」

ローマの信徒への手紙6.15~23 (2020.1.12) 今日の聖書を読みますと、「奴隷どれい」という言葉が多く出てくるのに気づきます。皆さんはこの奴隷という言葉を耳にするとき、どのようなイメージを抱くでしょうか。そこでは何といっても近代史におけるアメリカ合衆国を中心としたおぞましい奴隷制

宣教「主を待ち望む」

イザヤ書40.27~31 (2020.1.5) 2020年最初の礼拝を今日迎えました。週報のナンバーは1と記しています。これから52回の礼拝を守りますが、これからの長い1年の旅路の最初の礼拝ということになります。最初の礼拝に際し、何よりもふさわしい言葉は「新しさ」ではないかと思います。それは

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