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宣教「神に偏見はない」

ローマの信徒への手紙2.1~11 (2019.6.16) 旧約聖書の中に箴言という書物があります。ことわざ集、格言集といったもので、人生において、また信仰生活において必要な知恵を短くまとめたものです。その中の一つに次のような格言があります。「人のよしあしをいう者の言葉は おいしい食物のよう

宣教「約束された聖霊」

ルカによる福音書2.1~12 (2019.6.9)  今日はペンテコステ礼拝です。ペンテコステとはギリシア語で「50日目」という意味で、最初に出てくる「五旬祭」に相当する言葉です。ユダヤにあった古いお祭、すなわち五旬祭に新しい出来事が起きました。それがペンテコステだったのです。教会では三つ

宣教「神に背く人間」

ローマの信徒への手紙1.24~32 (2019.6.2)      自由はわたしたち人間にとっての非常に大切であり、生きていく上でなくてはならないものです。その自由について考える場合、皆さんはどのような自由を思い浮かべるでしょうか。もちろんそれはどの国に住んでいるかによって、大きく異なって

宣教「暗く閉ざされた心」

ローマの信徒への手紙1.18~23 (2019.5.26)  カール・バルトはここ18節から32節までに「夜」というタイトルをつけ、前半の今日の箇所(18~23節)をその夜の「原因」、そして後半を「結果」と記しています。このようにここは一連のテーマで語られているのですが、それだけでなく前の

宣教「信仰によって生きる」

ローマの信徒への手紙1.16-17 (2019.5.19)  わたしたちの教会では「愛唱讃美歌の集い」を設けていますが、讃美歌ではなく好きな聖書の箇所を募ったらどうでしょう。わたしの好きな聖書の言葉、その理由などを述べたりすることによって話の輪が広がっていくかもしれません。その愛誦聖句とし

宣教「霊の賜物」

ローマの信徒への手紙1.8~15 (2019.5.12) 今日は母の日でもあります。アメリカのメソジスト教会から始まったこの母への感謝は、今日では世界に広がり、ここ日本でもギフト商戦の力も得てすっかり定着しています。毎年この時期、花屋さんではカーネーションが店頭に出ています。す

宣教「キリストに召されて」

ローマの信徒への手紙1.1~7 (2019.5.5) 先週の総会でお話ししたことですが、これまで主日礼拝の宣教で取り上げてきた聖書は聖書日課から選んできました。それは教会暦に基づいて構成されたもので、長い伝統の中から生まれたものです。福音書を中心として、バランスよく秩序立てて選ばれており、

宣教「共に歩む方」

ルカによる福音書24.13~35 (2019.4.28)           イエスが死の墓から甦られた後の出来事としては、たとえば疑い深いトマスに現れた物語などが有名です。それと同じくらい、今日の箇所で語られているエマオ途上での出来事もよく知られています。これだけまとまった、しかも長いス

宣教「イエスは復活された」

 ルカによる福音書24.1~12 (2019.4.21)   わたしたちの国では来月から新しい元号が採用されます。それをもって新時代が到来するというような雰囲気もあります。それに伴い来週から10連休ということでも、何かと話題になっています。新しい元号は、「令和」、出典は万葉集からとのことで

宣教「イエスを裏切るユダ」

ルカによる福音書22.39~53 (2019.4.14)  40日にわたるレントの歩みも、いよいよ今日が最後の1週間となりました。この最後の日曜日を「棕梠の主日」と呼んでいます。今の聖書ではなつめやしという言葉に置き換えられていますが、イエスがエルサレムに入城されたとき、人々が棕梠の枝を持

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